続かない自分へ(2024.5.15)

文字数 443文字

あれもこれも
それもどれも

いろいろと手を伸ばして足を伸ばして
けっきょく全て中途半端

なにひとつ
特技はなく
なにひとつ
趣味もない

気が多く
飽きっぽい

子供の頃から
同じことを
ずっと繰り返してきた

野球を始めて直ぐに辞め
サッカーを始めて直ぐに辞め
スイミング、剣道、空手、卓球などなど

ひと通り
道具は揃っている

しかし
ほとんど使うことなく
何の思い入れもないものばかり

経験者と呼べるほどの経験を積まずに
次々と渡り歩いたのは
いつかきっと僕にぴったりのスポーツに出合うと思ったから

今分かることは
基本的に運動神経がなかった
ということ

今は
パソコンに向かって
文章を書くことを
趣味にしようとしている

道具も
運動神経もいらない

珍しく
数年続いているので
趣味と呼んでも良いかもしれない

スポーツができる子に憧れて
あれこれやってみたけれど
憧れを捨てたら
自分に合った趣味に出合えた

楽しいなんて
一度も思ったことがない
勝ちたいなんて
一度も思ったことがない

憧れではなく
楽しいと
思いながら始めていたら
続いたのかもしれない

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