危うい(2024.5.30)

文字数 203文字

危ういな
といつも思う

君は
とにかく
危うい

人が
良すぎる

騙して下さい
という顔をして
騙しやすいですよ
とガードを下げる

けれど
ギリギリで
踏みとどまる

騙すほうが
騙されているのではないか
と疑心暗鬼になり
騙すのが忍びない
と申し訳ない気持ちになるのだ

当人は
まったく気付いていない
けれど
ほんとうに
君は
危うい

危うい
けれど
運がいい

それはきっと
突き抜けて
人がいいから

中途半端に
人がいい
僕は騙されてばかりいる

危ういのは
実のところ僕なのだ
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