裸で(2024.4.5)
文字数 178文字
裸で
部屋を
歩き回る
僕
以外
誰一人
いないから
裸で
いても
誰も
何も
言わない
帰宅後
風呂上がり
起床後
裸で
しばらく
過ごす僕は
生きている
衰えや
肥えを
隠すことなく
あるがままの
肉体を
受け入れると
素直になれる
無理が
見栄が
すうっと
消えていく
裸で
過ごす
ようになってから
僕は
人間を取り戻した
風呂あがり
ビールを飲みながら
全身が紅く染まるのを
見ている
たぶん
アルコールは
向いていないのだろう
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