補)関連設定

文字数 1,939文字

耀変物語2……
『耀変シリーズ』第2作。耀変物語のお嬢と岩男君を主人公に、設定を新たにして書き直したもの。要鉄男や藤沢耀子を始め、白瀬沼藺などシリーズの主要キャラは本編で殆ど登場しているという『耀変シリーズ』のベースとなる話。

オサキ四狐……
『耀変物語2』で『オサキ一党の乱』を率いた妖狐四人衆。メンバーは、尾崎真久良(まくら)、尾崎城兼(しろかね)、尾崎群咲(むらさき)、尾崎辰砂(しんしゃ)の四名。

オサキ一党の乱……
『耀変物語2』で、オサキ狐が起こした反乱。玉藻御前復活を機に、妖狐界に於けるオサキ狐への被差別に対する不満を利用し、政木狐に対しオサキ四狐が主導する形で蜂起した。だが、実は銀星狐なる妖狐が、己の野望を満たす為に起こした、単なる権力闘争であった。

テーク1、テーク2……
復活した玉藻御前から「眷属となるなら時を戻す」と言われ、要鉄男と菅原縫絵が、それを表向き承諾したことで、二人は同一の時間を二度繰り返すこととなった。このときの最初の消滅した時間をテーク1、やり直した時間をテーク2と鉄男と縫絵は皆に説明した。

妖刀妖樫……
正確には『羽々斬・妖樫』。大蛇の様な鱗の固い敵を倒す為に創られた皮を斬らず肉と骨を絶つことの出来る双剣。政木屋敷で暮らすことになった沼藺の為に、政木の大刀自が贈った霊狐シラヌイの愛剣。伐ろうとしても大鋸(おが)屑が元の木に戻り、伐ることの出来ないと言われる樫の妖木から、法具作りの名工・月宮盈が創った。

ラクトバチルス……
人間に危害を加える悪質妖怪を取り締まる為の妖怪の自警組織。神の使いの多い妖狐族が中心になって運営されている。最初、鉄男や耀子はラクトバチルスの職員である紺野正信と菅原縫絵にマークされるが、後に打ち解け、鉄男たちも非公式にラクトバチルスの活動に参加するようになった。

増長寺の法要……
ここでは、菅原縫絵の四十九日法要のこと。ここで沼藺は始めて鉄男に会い、彼女を苛める兄から懐に入れて護って貰う。そして、饅頭を分けてくれた鉄男に幼い恋心を抱いた。

紺野正信……
通称、狐正信。ラクトバチルス多摩支部の支部長(当時)。政木狐の縁者とも言われ、狐忠信の子孫と名乗っているが詳細は不明。鉄男と縫絵は彼の紹介でオシラサマに逢い、そして政木屋敷を訪れた。

菅原縫絵……
ラクトバチルス職員。鉄男を実の弟の様に可愛がっていたが、彼の想いに屈してしまい、それ以来、二人の関係を悩み続けた。オサキ一党の乱にて、真久良の黒の光弾から鉄男を庇い殉死した。

尾崎真久良……
気障で嫌味なオサキ狐。黒の光弾と黒の狐火を使い、剣の腕も狐正信に匹敵する。だが、その言動と裏腹に、身勝手な様で意外と押しに弱く、耀子に「修行に付き合え」と言われて、映画鑑賞や美術館につれ回される。テーク1では、耀子を拉致した上、レイプし、部下にもレイプさせると云う非道な面を見せるが、テーク2では、耀子と強引に関係するに留まった。オサキ一党の乱では、狐正信と耀子の二人を相手に奮戦するも、耀子の反重力アッパーを食い、頸を斬られて絶命した。

尾崎城兼……
怪力無双のオサキ狐。鉄男に「お前は強くなる」と語った素朴な男。オサキ一党の乱では、月宮盈と闘い、眼から脳にサーベルを突き付けられても倒れず、鯖折りで盈の背骨を折り、肺に穴を開けられ呼吸が出来なくなるも、彼女の頭蓋骨を握り潰し粉砕した。

尾崎群咲……
ボディコン姿のオサキ狐。自称パープル。ラクト同期入社の縫絵をライバル視する。オサキ一党の乱では、鉄男、縫絵と相対し、幻覚作用のある扇とそれの先端に付いた細い刃糸で闘うが、真久良に縫絵を殺され、逆上した鉄男に、スパンコールの衣装もろとも、バラバラに切り裂かれて戦死した。

玉藻御前……
実はオサキ四狐がでっち上げた偽者。妖力はオサキ四狐が全員で彼女の力であるように見せかけていた。テーク1では、狐正信の頸を落とし、月宮盈を狐火で焼き殺したが、テーク2では、戦場ヶ原湿地の地下に潜んでいた月宮盈の剣山攻撃によって串刺しにされ、ズタズタにされて殺された。

銀星狐……
オサキ四狐を焚き付け、オサキ一党の乱を画策した真の首謀者。乱の間、ずっと城兼に憑依して潜んでいた。オサキ一党の乱の後、一人逃げ出そうとしたが、鉄男と耀子に見つかり、戦闘の末、鉄男の『ひとつの太刀』にて唐竹割りに斬られて死亡した。

オシラサマ……
馬神様と姫神様、二体一身の神格。異種間の恋に悩む(鉄男はそう思った)縫絵の為、鉄男は縫絵と二人でオシラサマに会った。テーク1では、姫神様に「何があっても挫けぬ様に」と鉄男が励まされ、テーク2では、縫絵が馬神様から何かを伝えられた。その内容は不明。後にオシラサマは、縫絵の生まれ変わりである沼藺の養父母となり、彼女を鉄男にふさわしい戦士として育てあげる。
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登場人物紹介

新田純一(要鉄男)


元大悪魔。耀公主の能力と伝説の大魔法使いアルウェンの魔法を受け継いでいる超人。現在は別時空に移住し、妻・美菜、娘・有希と平和に暮らしている。

尾崎辰砂(要辰砂)


オサキ四狐のひとり。当初、ラクトバチルスの一員として要鉄男、耀子兄妹と共に戦っていたが、オサキ一党の反乱により敵味方に別れた。決戦の数日前、月宮盈の暗殺を目論むも、逆に捕らえられ、月宮盈に殴り殺された。愛称シンシア。

藤沢耀子(要耀子)


元大悪魔。新田純一と同じ力を持つ超人。オサキ一党の乱のテーク1では月宮盈に焼き殺されるが、やり直しのテーク2でオサキ一党を倒し生き残る。現在、大家族のビッグママとして、日々優雅に暮らしている。

白瀬沼藺


鉄男の恋人であった雷獣・菅原縫絵の生まれ変わり。妖狐の術と雷獣の力を併せ持つ。通称霊狐シラヌイ。

政木狐(大刀自)


仙籍、白面金毛九尾の狐。政木屋敷に住む妖狐界の大立者。

政木大全景元


政木家の妖狐。鉄男と縫絵が政木屋敷を訪れた際は、政木家の次期当主ながら、二度に渡り接待役を務めた。

月宮盈(耀公主)


鉄男たちが住み着いた時空に先住している悪魔殺しの大悪魔。テーク1では玉藻御前の狐火から鉄男を庇い焼死するも、テーク2では鉄男、耀子と組んで玉藻御前を打ち倒した。

要慎之介、照子


ストリートチルドレンだった鉄男と耀子を引き取って自分の子供として育てる。

新田有希


新田純一の娘。

犬里風花(橘風雅)


白瀬沼藺の義理の妹。

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