第9話 砂漠の瓦礫
文字数 529文字
エバラインとの戦いを終えたショウは、しばらく村で普通に暮らしていた。
村役場の壁に貼ってある新聞に目を通すと、幻影の塔が消え去ったことが記事になっていた。
自分が見ていた塔や魔物は現実だったのだろうか。
たまにそのことが気になって眠れなくなる。
戦いを終えてから2か月ほど経ったある夜、そのことが気になって眠れずに目が覚めたショウは、久しぶりに幻影の塔があった場所へと出かけた。
幻影の塔は瓦礫となり、中には自分の使っていたカギを壊す道具と似たものが混じっていた。
その瓦礫の一部を持ち帰り、再び眠りに入った。
翌朝、再びサイハテ砂漠に出かけたショウは、塔の裏側にあった洞窟へと足を運んだ。
中には光が全くなく、塔よりもはるかに不気味だった。
電池の少ない懐中電灯をつけて中を進んでいく。
道はサイハテ山道と同じぐらいデコボコしていて、光がない分余計に危険だった。
途中ところどころ分かれ道があったが、道に迷うのが嫌だったので、全て左に進んでいた。
そのまま進み続けていると、行き止まりに当たった。
一度最初まで戻ろうと来た道をたどっていったが、いつまでたっても入り口まで戻れない。
「化かされているのか...?」
ここにも魔物が住んでいる可能性はなくもないし、あまり気にしていなかった。
村役場の壁に貼ってある新聞に目を通すと、幻影の塔が消え去ったことが記事になっていた。
自分が見ていた塔や魔物は現実だったのだろうか。
たまにそのことが気になって眠れなくなる。
戦いを終えてから2か月ほど経ったある夜、そのことが気になって眠れずに目が覚めたショウは、久しぶりに幻影の塔があった場所へと出かけた。
幻影の塔は瓦礫となり、中には自分の使っていたカギを壊す道具と似たものが混じっていた。
その瓦礫の一部を持ち帰り、再び眠りに入った。
翌朝、再びサイハテ砂漠に出かけたショウは、塔の裏側にあった洞窟へと足を運んだ。
中には光が全くなく、塔よりもはるかに不気味だった。
電池の少ない懐中電灯をつけて中を進んでいく。
道はサイハテ山道と同じぐらいデコボコしていて、光がない分余計に危険だった。
途中ところどころ分かれ道があったが、道に迷うのが嫌だったので、全て左に進んでいた。
そのまま進み続けていると、行き止まりに当たった。
一度最初まで戻ろうと来た道をたどっていったが、いつまでたっても入り口まで戻れない。
「化かされているのか...?」
ここにも魔物が住んでいる可能性はなくもないし、あまり気にしていなかった。