第3話 塔の入り口

文字数 525文字

ショウは息を切らしながら幻影の塔へと走った。
幻影の塔の入り口付近にあった看板には、
「幻影の塔 歴史が眠りし最古の塔」
と興味を引く文が書いてあった。
早速入ろうと身構えたが、肝心のドアにはカギがかかっていた。
ショウはこのことも一応想定はしており、ポケットからある道具を取り出した。
その道具を使ってカギを壊し、無理やり中へと侵入した。
そこは薄暗く、不気味だった。
持ってきた懐中電灯で前を照らしながら塔の中を進んでいく。
入り組んだ道を進み、階段が見えた。
どうやら2階もあるようだ。
ためらうことなく階段をのぼり、2階へと先を急いだ。
2階も1階とあまり変わらない内装で、ややこしくなった。
そんな中で道を進んでいると、小さな魔物が飛び出してきた。
そいつはコウモリみたいな見た目をした魔物だった。
カギを壊すために使った道具で殴ると、コウモリはあっさり死んだ。
たまたま弱い魔物でよかった。
そう思いながら3階への階段を探していると、金でできた像が2体おいてあった。
どちらも全くサビておらず、懐中電灯の光を当てるとキラキラと反射するほどだ。
その金の像の横にあった細道を見てみると、階段が見えた。
「よし、まだ上に行けるぞ!」
ショウはそんなことを思いながら階段を上って行った。
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登場人物紹介

ショウ

ハイドの子孫で好奇心旺盛。自分の気になった場所にはすぐに探検に行ってしまい、事件に巻き込まれることも。落ち着きがない。

ハイド

隠密忍者。昔、天下最強と言われた武士を破ったことで一躍有名になった。与えられた任務は、誰にも邪魔させずにこなす強者だった。

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