第8話 砂漠の魔物

文字数 442文字

幻影の塔で手に入れたエバラインの化石を握りしめ、そのまま村へ戻ろうとしていた時だった。
塔の東側に、塔の最上階で見たものと似た石板がおいてあることに気が付いた。
気になってどんどん近づいていき、書いてある文字を読んでみることにした。
文字は全く読めず、ただのウネウネにしか見えなかった。
そして石板に少し手を触れた瞬間、持っていたエバラインの化石が反応しだした。
「何だ!?!?!?
化石はショウの手から飛び出し、化石に様々なものが吸収されていった。
ただ見ていることしかできず5分ほど経ち、化石はついに原始回帰した。
昔の姿のままのエバラインがショウの前に現れた。
エバラインはけたたましい雄たけびをあげ、襲い掛かってきた。
しかし、今のショウにとっては敵ではなかった。
あの幻影の兵士との戦いでショウは格段に強くなり、体力の半分も削られずに勝利することができた。
ようは見掛け倒しといったところか。
エバラインに勝つと、化石は自分の手へと戻ってきた。
再び石板に手を触れても、石板は何の反応も示さなかった。
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登場人物紹介

ショウ

ハイドの子孫で好奇心旺盛。自分の気になった場所にはすぐに探検に行ってしまい、事件に巻き込まれることも。落ち着きがない。

ハイド

隠密忍者。昔、天下最強と言われた武士を破ったことで一躍有名になった。与えられた任務は、誰にも邪魔させずにこなす強者だった。

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