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きく、みる、かんじる、ということ
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第十五話
文字数 132文字
赤々と燃えるほのおは肌を焼く
煌々と灯るあかりは目を潰す
食卓の上を仄かに照らす
蝋燭のような
そんな明かりがちょうどいい
子供の頃には分からなくて
大人になってから分かったこと
多少暗がりがあったほうが
ひとは落ち着く
誰にも読まれない私の詩も
どうか
そんなものであって欲しいと思う
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きく、みる、かんじる、ということ
吉宮 一
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