女性が好きな男性の僕?

文字数 897文字

どうして僕は女性を好きになるんだろうかと、

最近よく考えるんだよね。

ほう。

なにか、考えるようになったきっかけがあるのか?

うん。それは、かなでに対する失恋からなんだけど(苦笑)

かなでのこと、今でも、異性として好きだし、

かなでも僕のことを好きでいてくれるんだけど、

僕らの好きは、それぞれ違くて、

うん。
かなでのほうは、僕のこと、

異性として好き、というのではないって。

そうなると、これは失恋で、

僕はなぜか苦しい気持ちになる。

これはなんでなんだろうって。

なるほど。

それで、その根本原因を探しているわけだ。

そう。考えてみればそもそも、

僕の「異性として好き」って、どういうことなんだろうと思って。

性的対象として見てる?

まああるけどさ、でもそんな、それだけじゃない。

異性に向かっていく好意、その正体ということか?
それ。

僕の中で、異性に限らず誰に対しても向かう好意と、異性に対する好意とは、いったい何が違うのだろうって。

どうして僕は、「異性として好き」ということに、こんなにもこだわるのだろう、って。

そこに、「性別」が関係していることに、敢えて疑問を呈したいということだな。

それも考えたことが無かった。

そうなんだよ。

僕はたしかに、女性としてのかなでを好きになった。

でも僕はいったい、かなでという女性の何に惹かれているんだろうか、

たまたま好きになったかなでが女性だったのか、

それとも女性が好きな僕だから、かなでのもつ女性としての部分に惹かれたのか。

赤裸々だな。


すまん、茶化した。

茶化さないで(笑)


僕の場合、たぶん後者。

もともと女性が好きなんだけれど、

そもそもどうして僕は女性が好きなのか、今さらながら不思議になってしまったんだ。

それは、僕が男性だから、ということだけでは、片付けられないような気がしているんだ。

男性だからといって、必ずしも女性を好きになるとは限らない、、、

「同性愛者」と言われる人たちのことも頭にあるのかな。

そうだね。

それって、おかしいことなんだろうか。

ありえないことなんだろうか。

生まれつきのプログラムなのか、

それとも教育された結果なのか、

ちょっとわからなくなったんだよね。


もう少し掘り下げたいな。

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登場人物紹介

名前:うきよ

一見なにも不自由なく生きてきたようで

幼い頃から言い知れぬ孤独を感じていた

それでも普通のどこにでもいそうな青年。

筆者本人の心の声。

名前:いさお

うきよの数少ない友人であり理解者。

聴き役であり、一緒に考えるだけでなく

一緒に悩み生きてくれる存在。

名前:かなで

うきよの姉のような存在であり

初恋の人でもあり、常に心の支え。

いまはお互いに「大切な人」という

関係の中で安心している。

名前:うきよ(子ども時代)

時おり登場するうきよの子ども時代の心。

時に問いかけ時に応える、心の声であり

今もうきよの中で生きつづけている

素直で正直な心のあらわれ。

名前:かつお

鰹ではなくカツオでもなくかつお。

よくわからない。

でも魚だということは確か。でも喋る。

ちなみにうきよは魚好き。

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