僕の見ているせかい
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文字数 783文字
心を相手に預けるようなことだなって思うんだよね。
相手を信頼して、自分の心のうちをさらけ出すようなイメージか?
もちろん、人それぞれ度合いはあると思うんだけど、
共有した時間は、確かにお互いの中に蓄積していくし、
それに伴って、相手の中に自分をどんどん預けていくような。
心は相手と強く結びついていくものだな。
まるで、自分の心を分けているかのように…。
それを実感するのは、それこそ、
別れる時になってからなんだけれど、、
心を相手に分けてしまったから、
別れる時にはまるで、心がふたつに引き裂かれるような気持ちになる。
それだけ、信頼して心を預けていたということなんだけど。
余計にそうなのかもしれんな。
自分の心を、素直に相手に預けてしまえるからこそ、そうなんだろう。
まあもしかしたら、僕があまりにも、
人を信用しすぎているのかもしれない。
でも、本当に信頼しあえる関係って、
そんな関係であったらいいなって思うんだよね。
「誰もわかってくれない」と言っていたとは思えないくらいに、
人を信用しているような言葉だな。
本当は、信頼したいんだと思う。
相手に甘えたいんだと思う。
自分を、受け止めてもらいたいんだと思う。
自分で見なければいけないよね。
相手に依存してしまって、
ひとりで立てなくなるのは違う、
そのことも分かってるよ。
自分で自分を生きる、
とても大切なことだな。
ありがとう。
別れを思い出すとシンドいけど、
それを抱えながら前に進むしかないんだよね。
頑張るよ。
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