友だちの価値
文字数 945文字
何々してくれるから好き、とか、
何々が合うから一緒にいて楽しい、とか、
そういうことだと思う。
結局、自分の都合なんだよ。
でも、それでいいと思うし、そんなものだと思っているけれどね。
昔から。
そうやって考えてみると、結局「費用対効果」で、
自分にとって都合のよい部分と、都合の悪い部分との間で、
その兼ね合いの中で自分たちは、相手との関係性を選び取っているんじゃないかと。
時に妥協しながら、我慢しながら、それでもそこに自分の基準で価値を見いだして、ね。
昔、「自分の思い通りにいかないことも含めて、人との関わりには価値がある」と言ってくれた人がいたけれど、
それもまた、結局はその人の その 価値観に基づいて、相手との関係性を選び取っているに過ぎないってことだな。
そういう価値観がもてない人、関わり自体が面倒だという価値観の人もいるんだろう。
それはきっと良し悪しではなくて。
「うまくいかないことの中に価値がある」、それは、いさおとの関係の中で実感しているよ。
時に、僕に対して厳しいことも言ってくれるいさおとの関係は、しんどいけど、僕にとっては大切なものだよ。
でも、その「関わり自体が面倒」だと思っているところもあって、
それは僕が、孤独が嫌なくせに孤独に陥ることとも繋がってくるんだけれど。