いつからだろう

文字数 440文字

いつからだろう。

自分はひとりだって感じるようになったんだ。

うーちゃん、昔からそうだったんだね。

私が初めて会ったのは、中学生の時だったかな。

なんだか恥ずかしいな。

かなでに対しても、結構キツい言葉吐いてたよね。

わかってたんだけどさ、、

うん。わたしはうーちゃんがつらそうだからそばにいたかったんだけど、

それもなんだかつらいみたいで、どうしたらいいのか分からなかった。

傷つけたくなかったんだよね。

いや、それよりも、そうすることで、

自分が傷つくのが怖かったんだ。

なんだか、人との距離がわからなくなってた。

いまも、なんとなく、そういうところあるよね。

でも、そんな自分も受け入れてる?

そんな感じかなぁ?

うん。そうだね。

だから、かなでがいてくれることにも感謝できているよ。

でもやっぱり、自分でもこの孤独の正体はまだ分からないんだ。

未だにあの頃のまま、探し続けてる。

大丈夫。離れないよ。

いっしょに探してほしいって、言ってくれたでしょ?

そうだったね…。

僕はやっぱり、孤独には生きられないんだろうな…。

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登場人物紹介

名前:うきよ

一見なにも不自由なく生きてきたようで

幼い頃から言い知れぬ孤独を感じていた

それでも普通のどこにでもいそうな青年。

筆者本人の心の声。

名前:いさお

うきよの数少ない友人であり理解者。

聴き役であり、一緒に考えるだけでなく

一緒に悩み生きてくれる存在。

名前:かなで

うきよの姉のような存在であり

初恋の人でもあり、常に心の支え。

いまはお互いに「大切な人」という

関係の中で安心している。

名前:うきよ(子ども時代)

時おり登場するうきよの子ども時代の心。

時に問いかけ時に応える、心の声であり

今もうきよの中で生きつづけている

素直で正直な心のあらわれ。

名前:かつお

鰹ではなくカツオでもなくかつお。

よくわからない。

でも魚だということは確か。でも喋る。

ちなみにうきよは魚好き。

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