とりあえず

文字数 293文字

今日も一日疲れたな。
ああ。よくがんばったと思うよ。
ありがとう。

でもやっぱり、むなしいって思ってしまうんだよね。

いや、違うかな。

同時に寂しいとも思っているから。

むなしい、でも寂しい、なのか、

それとも、むなしい、だから寂しい、なのか。

うん。そうだね。

自分でもよくわからない。

生きることに、疲れているはずなのに、

生きることを、手放せないんだ。

ああ。見ていてわかるよ。

しんどそうだけど、

だからこそ、やっぱりがんばっているなと思ったんだよ。

そっか。そうなんだね、きっと。
ああ。

そんな中で、決めたんだろう?

少しずつでも、言葉にするって。

うん…そう。

とりあえず、がんばってみるよ。

ああ。聞いているよ。
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登場人物紹介

名前:うきよ

一見なにも不自由なく生きてきたようで

幼い頃から言い知れぬ孤独を感じていた

それでも普通のどこにでもいそうな青年。

筆者本人の心の声。

名前:いさお

うきよの数少ない友人であり理解者。

聴き役であり、一緒に考えるだけでなく

一緒に悩み生きてくれる存在。

名前:かなで

うきよの姉のような存在であり

初恋の人でもあり、常に心の支え。

いまはお互いに「大切な人」という

関係の中で安心している。

名前:うきよ(子ども時代)

時おり登場するうきよの子ども時代の心。

時に問いかけ時に応える、心の声であり

今もうきよの中で生きつづけている

素直で正直な心のあらわれ。

名前:かつお

鰹ではなくカツオでもなくかつお。

よくわからない。

でも魚だということは確か。でも喋る。

ちなみにうきよは魚好き。

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