俺は普通の冒険者
文字数 655文字
俺の名前は『レッド』、何処にでもいる普通の冒険者だ。
『ダイマン王国』の王都にある冒険者ギルドに所属しておりランクはC、可もなく不可もなく何処にでもいる冒険者だ。
「レッド、飲みに行かないか?」
「悪い、今日は駄目な日なんだ。」
「そうか、また今度な。」
酒の誘いを断り足早に定宿にしている冒険者専門の宿屋へと帰ってきて自分の部屋に入る。
「大分貯まってきたなぁ。」
俺は部屋の壺の中に隠してある袋を取り出した。
これは俺が貯めに貯めた『貯金』だ。
俺には『マイホームを持つ』というかなり現実的な夢があるのだ。
昔は魔王を倒して名をあげて、貴族になって悠々自適な生活をする、という夢物語みたいな事を思っていた。
しかし、長年冒険者をやっていてわかった事は俺は魔王を倒す、とかそんな器じゃなかった、という事だ。
だから、せめて自分の家を持って好きな人と結婚して平和な生活を送りたい、と思う様になった。
恋人? 恋人いない歴=年齢ですけど何か?
パーティー組んでいたら多少の出会いがあると思うが残念ながらそんな出会いもなくむさい男達に囲まれながら生活している。
女達はイケメン達に寄ってしまうのが世の常なんだ。
まぁ、家さえあれば安心感というか、出会いもあるだろうし・・・・・・。
そんな訳で俺は家を持つのが夢なのだ。
「そろそろ考えても良い頃だろうな・・・・・・。」
よし、不動産屋に行ってみる事にするか。
そこで、まさか俺は『国』を買う事になるとは思っていなかった・・・・・・。
『ダイマン王国』の王都にある冒険者ギルドに所属しておりランクはC、可もなく不可もなく何処にでもいる冒険者だ。
「レッド、飲みに行かないか?」
「悪い、今日は駄目な日なんだ。」
「そうか、また今度な。」
酒の誘いを断り足早に定宿にしている冒険者専門の宿屋へと帰ってきて自分の部屋に入る。
「大分貯まってきたなぁ。」
俺は部屋の壺の中に隠してある袋を取り出した。
これは俺が貯めに貯めた『貯金』だ。
俺には『マイホームを持つ』というかなり現実的な夢があるのだ。
昔は魔王を倒して名をあげて、貴族になって悠々自適な生活をする、という夢物語みたいな事を思っていた。
しかし、長年冒険者をやっていてわかった事は俺は魔王を倒す、とかそんな器じゃなかった、という事だ。
だから、せめて自分の家を持って好きな人と結婚して平和な生活を送りたい、と思う様になった。
恋人? 恋人いない歴=年齢ですけど何か?
パーティー組んでいたら多少の出会いがあると思うが残念ながらそんな出会いもなくむさい男達に囲まれながら生活している。
女達はイケメン達に寄ってしまうのが世の常なんだ。
まぁ、家さえあれば安心感というか、出会いもあるだろうし・・・・・・。
そんな訳で俺は家を持つのが夢なのだ。
「そろそろ考えても良い頃だろうな・・・・・・。」
よし、不動産屋に行ってみる事にするか。
そこで、まさか俺は『国』を買う事になるとは思っていなかった・・・・・・。