デカダンス

文字数 996文字

下田逸郎と斎藤ノブ、大村憲司によるセッションのライブです。

ノブさんの壺のパーカッション、いいですね(これがほんとの思うツボ?)。


大村さんのギター、そして下田さんの観客とのやりとり。唄。あの真っ直ぐな目線。

お客さんも、昭和的でのんびりしているような会場の雰囲気です。


曇天模様の空の下、気持ち良さそうで、いい感じの映像だと思います。

なんか懐かしいなぁ(遠い眼)

こちらは、セルジュ・ゲーンズブールとジェーン・バーキンによる「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」という曲です。

放送禁止になりそうな歌ですが、今もFMでたまーにかかります。


小学生の時、初めてこの曲を聴いて、胸騒ぎを覚えました。

おとなになって聴いてみれば、美しいメロディー、デカダンな雰囲気… すばらしいと言っていいのではないかと思います。


エッフェル塔をバックに、くりかえしの多いプロモーションビデオですが、何か「くりかえす」ということには気分を高揚させるものが潜んでいるようです。


ゲーンズブール。亡くなってずいぶん経ちます。でもこうして観れる… ありがたいことだと思います。

こちらもゲーンズブールの作った「アニーとボンボン」という曲です。

何ともいえない映像です。

思わせぶりに美女たちが、何かを連想させるかのようにアイスキャンディー(?)を…


歌詞もそれらしいもので、まだ純粋無垢だったフランスギャルは、後年その意味を知り、たいへんイヤな思いをしたとか。

ゲーンズブール、ひどい男です。


でも、モテる男でした。

魅力的な人間だったと思います。

自分の顔にコンプレックスがあったようですが、それをまかなって余りある、人を惹きつける、筆舌に尽くし難いものがあったのだと思えます。

口なおしに、ロッド・スチュワートと可愛らしい女性による、「もう話したくない」という曲を。

6年前に公開されて、6.6億回の再生数はすごいですね。


ロッドのボーカリストぶりも聴かせますが、一生懸命歌うこの女性も聴かせます。

心をこめて歌う姿と、笑顔がやっぱりいいですね。


真剣に向かうことのできる対象、打ち込めるものがあるということは、幸せなことだと思います。


この舞台が彼女のデビューだったそうで、そのプレッシャー、責任感も、彼女をいっそう輝かせたのだと思います。

責任のあるところに、喜びがある── そんな気にもさせられます。


しかしロッド、寄り添われて、嬉しそうですね。よかったよかった。

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