第1話
文字数 273文字
僕は、六畳一間の築三、四十年くらいになろうかという、非常に古びたアパートに住んでいる。
二階建ての木造で、合わせて十戸の部屋があったが、入居しているのは一階角部屋の僕と、二階の真ん中だけのようであった。
それ以外の部屋は、夜中帰宅してきても電灯がついている部屋はなく、日中はいつ見ても他の部屋は雨戸が閉まっていた。
それでも内装はきれいで、ユニットバスでトイレも同じだったが、最寄り駅には歩いていけ、なおかつ家賃も相場より半額ほどの穴場物件で、フリーターの僕は十分に満足していた。
ただ、やはり安いには、それなりの訳があったのかもしれない。
二階建ての木造で、合わせて十戸の部屋があったが、入居しているのは一階角部屋の僕と、二階の真ん中だけのようであった。
それ以外の部屋は、夜中帰宅してきても電灯がついている部屋はなく、日中はいつ見ても他の部屋は雨戸が閉まっていた。
それでも内装はきれいで、ユニットバスでトイレも同じだったが、最寄り駅には歩いていけ、なおかつ家賃も相場より半額ほどの穴場物件で、フリーターの僕は十分に満足していた。
ただ、やはり安いには、それなりの訳があったのかもしれない。