沙凪繭
文字数 821文字
「救える命はもっとある」
地球最期の救世主
沙凪 繭(さなぎ まゆ)性別:女
世界平和を夢見る薬剤師。
魔人能力依存症の兄を持つ。
そんな兄のことを想うあまり、自らも魔人になってしまう。
彼女に与えられたのは「魔人を人間に戻す」能力。
兄を苦しませる痛みを無くしたい――その祈りは届いた。
その後、彼女はもっと多くの人間を救いたいと思うようになる。
勉学に励み薬学部を卒業後、国家資格を取って薬剤師を営む。
「魔人を人間に戻せる世界で唯一の薬剤師」という名目で
世間から注目を浴びるようになったのは、それから間もない事だった。
なぜ、誰も私のような能力を得られないのか。
なぜ、私だけが選ばれたのか。
彼女の疑問は尽きない。
泣いても笑っても、多忙の日々は続く――。
今日も迫害から逃げてきた魔人が彼女を訪れるだろう。
能力名:『RIVERS』
魔人を人間に戻す錠剤Xを生成できる能力。
1日1錠、食後に摂取すること。
完治までにどれぐらいの時間を要するかは魔人によって異なる。
その人物の「能力侵食率」が高いほど
長い時間をかけて治療する必要がある。
魔人能力によって得られた強靭な肉体も
治療の過程で徐々に失われていき、
最終的に普通の人間と変わらないレベルまで戻ってしまう。
戦う動機:世界平和のために。
イラスト:偽典オー様
元々は「魔人どうでしょう?」の登場人物として作っていた正統派魔人。
時期的には偽アリスと毛利三郎の間に書かれたキャラクターらしい。
ダンゲロスSS本戦に流用しようとも考えたが――癖が強すぎるためボツに。
立ち位置が特殊すぎるあまり、存在を消すのも勿体無いと思いここに供養する。
いつかSSに登場する日が来るかもしれない。
魔人は悪なのだろうか? 問いかけは続く。ダンゲロスSSが終わらない限り。
愛すべき