毛利三郎
文字数 1,180文字
「おいおい、本当に殺してしまったのか?」
報復探偵
毛利 三郎(もうり さぶろう)
性別:男
世界でもっとも人に恨まれることをモットーに生きる探偵。
金を借り、踏み倒し、他人の子供を泣かせ、彼氏持ちの女を誑かし、
家族からだまし取った金をパチンコに注ぎ込んだあと、
知らない男とラーメンを食べに行き、友情を育み、最後に裏切る。
そんな彼が望むことはただ一つ自分を殺してくれる人間が現れること。
自分の死を「解決」させることが彼の日課だった。
育児放棄する母と暴力を振るう父に抗い生きてきた青年期。
いつも決まって「お前が悪い」と言われながら、
誤った正義を押し付けられる日々――。
強い生存欲求の葛藤と、こみ上げる安楽死への憧れ。
自分が被害者のはずなのに、
学校では多くの怨みを買っているジレンマ。
悪に染まりきることもできず、人生は悪い方へ進み続ける。
そんな彼を変えた決定的な出来事は、自分自身の死だった。
享年18歳。いつもの虐待で風呂場の浴槽に沈められていたとき、
父が加減を間違えて窒息死してしまう。
湯船の中で走馬灯が流れ、生は泡となり、死はすぐ底に――。
その時、彼の中でアイデアが爆発する。
「もしも自分が死んだら、こいつらを牢屋にぶち込める」と。
それは諦めではなく、報復から来る生への覚醒。
気がつくと彼はベッドの上で横たわっていた。
自分の死体が残り、自分は生きている。
まさに報復のために与えられた、変則的蘇生能力の誕生だった――。
死ぬことは彼にとって最高の快楽だった。
けれど、自分で死ぬより他人から殺される方が良い。
何故なら、殺意を向けてきた相手をおちょくる楽しみがあるからだ。
やがて彼は探偵を営むようになる。
自分と同じ、報復を求める依頼者に出会うため。
彼は歪んだ正義で生きている――。
能力名:『報復絶倒』
死んだあと死体を残してリスポーン地点に蘇生する能力。
目が覚める場所は最後に寝たベッドの上。素材は羊毛が好ましい。
死後24時間を蘇生に要する。大抵の犯人はそこで逃走する。
誰から殺意を向けられたのかを推理し、追跡する必要があるだろう。
戦う動機:悪を裁くため。
趣味か職業に探偵を名乗っているキャラクター対決、
通称「探偵対決」のために作成した最初のキャラクター。
とりあえずのコンセプトとしては「ダーティーな男性探偵」だったが、
キャラクター背景が中二的なので台無しな感じに。
設定が一転二転するキャラはダンゲロスSS向きでは無いかもしれない。
まとめると「自分が囮になることで内なる犯罪者を炙り出す」というキャラ。
ちょっと拗らせすぎですね。
名前の元ネタは言わずと知れた漫画『名探偵コナン』の毛利小五郎から。
能力はゲーム『Minecraft」の復活システムのパロディ。
使い道が限定的なので能力者として純粋に弱い。
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