朝比奈涼音
文字数 1,027文字
「はい、ダーリン。今日も一日お疲れ様♪
高貴なる者の為の麦酒、キンキンに冷やしてあるわよ……なんて」
独り身の令嬢
朝比奈 涼音(あさひな すずね)
性別:女
夜が来るたびビールを空けながら「死にたい」とぼやくお姉さん。
三十路、独身。年齢=彼氏居ない歴。
特技はお酒に最適なおつまみを自分で作れること。
意味もなく二皿分用意して、
一緒に食べてくれる男性を妄想する日々。
まだ人間だった頃、彼女は氷の女王と呼ばれることに憧れていた。
気取った言葉遣いを好み、謎多き美少女を演じていた。
――いわゆる中二病患者だったのだ。
周囲からのウケは悪く、友達から「黙っていれば美人なのに」と助言されても、当時は全く意に介さなかった。
年を取るたびに減っていく友達に気付いたときにはもう手遅れ。
性格は多少穏やかになったが、失った青春は戻ってこない――。
それでも今時の中二病患者より中二病していたという自負がある。
今更現実なんて見たくない。お酒、飲もう。
能力名:『
触れているものを自在に冷やすことのできる能力。
露骨に氷属性を匂わせることにより、炎属性のイケメンが宿敵として現れ、死闘の末に認め合う日が来る――そんな妄想から生まれたもの。
表面だけを凍らせたり、壁伝いに建物内部を北国に変えてしまったり、使い方は幅広い。
が、実際はぬるくなったビールをキンキンに冷やすことにしか使っていない。
もはや本人もそういう能力だと思っている。
戦う動機:冷たくなった心を温めてくれる男性に出会うため。
新人・榎本レンさんのデビュー戦。
あまり無茶ぶりにならないよう、普通のキャラクターを用意する――つもりだった。
この設定を見て分かるとおり、まぁ、その……いつものです。
普段は男性受けと男性寄りの女性受けを意識して美少女率を高めに生成しているが、
今回は奇をてらって三十路女性に挑戦。
とはいえあまり濃くしすぎないよう、20代以上の人が見れば
十分萌えられる程度の残念美人に収まっていると思う。
癒し系も意識していたのが前半の設定から伺えるであろう。
……厨二設定は余計だったかもしれない。
能力名はビール商品の名前から取っている。
榎本レンさんの好みがファンタジー寄りだったので、
一般的な氷結系の能力を設定した。シンプルだから使い勝手に優れている。
その副次的な使い方がメインになっているのは、この世界ではよくあること。
参戦試合