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詩歌集 空模様
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文字数 174文字
傷ついた翼を意識する度に、グズな自分を強く感じる。
闇の中消えゆく俺のため息は、どこにも行けぬただのわがまま。
寒空の下で泳ぐ錦鯉、誉はあるが囚われのさだめ。
二次元の女の笑みは数多く、消費されゆく人の安らぎ。
工場で作られ生まれ消費され、人の心は薄められ。
商品の平たい女が我をみる、我の心は平常心。
痛みとは自分が感じるものだけど、他人の痛みはイメージだ。
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