短歌その九

文字数 174文字

傷ついた翼を意識する度に、グズな自分を強く感じる。

闇の中消えゆく俺のため息は、どこにも行けぬただのわがまま。

寒空の下で泳ぐ錦鯉、誉はあるが囚われのさだめ。

二次元の女の笑みは数多く、消費されゆく人の安らぎ。

工場で作られ生まれ消費され、人の心は薄められ。

商品の平たい女が我をみる、我の心は平常心。

痛みとは自分が感じるものだけど、他人の痛みはイメージだ。



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