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詩歌集 空模様
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短歌その五
文字数 166文字
この世界で大切であると思うモノ、自分と世界を形成するモノ。
意味が消え商品として過ぎてゆく、桃の節句に何を祝うか。
この俺は本当に大人と呼べるのか、内なる心は幼児のまま。
ポルポトの残した骸の上に咲く、優雅な華には虫が寄り付く。
ウイグルとチベット問題広まれば、ニュースが饗する唯の一品。
落ち着けと己の刃を収めたが、欲しい物を求めてしまう。
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