第18話:ロシア、ウクライナ紛争の開始

文字数 2,082文字

 3月25日、国内で第5世代移動通信システム「5G」が日本でサービスを開始した。3月29日、コメディアンの志村けんさんが新型ウイルス感染症による肺炎で死去した。その後、4月23日、女優の岡江久美子さんが新型ウイルス感染症に伴う肺炎により63歳で死去、コメディアンの志村けんと女優の岡江久美子は、人気者で特に中高年に人気があった。

 その彼らの急な死は、中高年の日本人に取って新型ウイルスによる死の恐怖が身近に感じられるような気がして一気に恐怖のどん底の落とされる感じがした。7月3日、翌4日にかけて熊本県を中心に記録的な大雨で河川の氾濫や土砂崩れが発生。他地域での集中豪雨も含め、令和2年7月豪雨と命名され、死者84名の人的被害を出した。

 2021年が明けると、やっと2月17日、新型ウイルスワクチン「ファイザー製」の国内接種が開始された。7月3日、静岡県熱海市伊豆山地区で大規模な土石流が発生、死者26名、行方不明者1名の人的被害が起きた。7月~8月、新型ウイルスの世界的流行に伴い、史上初の延期が決定された第32回東京オリンピックと東京パラリンピックが1年遅れで開催された。

 11月18日、メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平がアメリカンリーグの最優秀選手賞「MVP」を受賞した。日本人選手の受賞は2001年のイチロー以来2人目となった。12月28日、変異した新型コロナウイルスが世界各国で相次いで確認されている状況を受け入国制限を設けた。

 こうして、新たな国内侵入を阻止するため、全ての国と地域を対象に外国人の日本への新規入国を一時停止することを決断した。2022年が明け、4月1日、改正民法が施行され、日本の法律上の成人年齢が18歳に引き下げられた。また、結婚が可能となる年齢が男女ともに18歳となった。

 2021年が明け、2月12日、アメリカの製薬大手ファイザーが開発した新型ウイルスのワクチンを載せた航空機が製造工場があるベルギーから成田空港へ到着した。14日にも国内初の新型ウイルスのワクチンとして正式承認される見込み。2月13日、23時8分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3、最大震度6強を東北太平洋岸で観測する地震が発生。

 その他にも北海道から愛知県までの広い範囲で震度3以上の揺れが観測された。10年前の東北地方太平洋沖地震「東日本大震災」の余震とみられている。2月17日、日本国内で初めて「米国・ファイザー製」新型ワクチンの接種が始まった。3月1日、ヤフーを傘下に持つZホールディングスとLINEが経営統合した。

 3月23日、2021年スエズ運河封鎖事故が発生し、愛媛県の正栄汽船が保有し台湾の長栄海運が運用する「エヴァーギヴン」が座礁した。この頃、ウクライナでは、ウクライナ大統領のゼレンスキーがクリミア奪還のために外交的・軍事的・経済的・情報的・人道的な措置を準備するという旨の政令を発した。

 ゼレンスキー大統領は2021年4月にトルコから購入した軍事用ドローンをドンバス地方での偵察飛行に利用していた。2021年7月6日、黒海とバルト海の間でNATOとの合同軍事演習が数回行われた。その後、6日間にわたり世界の多数の船舶の通航に支障を来たし4月4日に滞留船舶の通過が完了した。

 4月22日、菅義偉首相が気候変動サミットで日本の2030年の温室効果ガス排出削減目標について2013年度比で46%削減を目指すと表明。6月25日、国の「家賃支援給付金」を詐取で経済産業省のキャリア官僚の男2人を詐欺容疑で逮捕された。

 7月23日~8月8日の東京オリンピックが新型ウイルス感染症の世界的流行の影響により近代オリンピック史上初めて前年夏の開催日程から延期、無観客開催を経て開催された。205か国・地域と難民選手団を合わせて約1万1千人の選手が参加。この頃、ロシアとウクライナ紛争が大きく動き出していた。

 9月10日より開催されたベラルーシとの恒例合同軍事演習「ザーパド2021」を理由としてロシア軍はベラルーシ国内ウクライナ国境付近の兵員の配備・増強を開始。10月3日、ICU「国際調査報道ジャーナリスト」がパンドラ文書を公開、汚職撲滅を掲げて大統領選挙を制したゼレンスキー自身の租税回避が明らかになった。

 10月26日、ウクライナは、ドローンによってドネツク州の都市近郊で分離独立派武装組織「親露派武装勢力」の榴弾砲を爆破。11月12日、ロシア大統領報道官のドミトリー・ペスコフは「ロシアは誰も脅迫しない」と述べた。この頃、10月18日、中国海軍及びロシア海軍の艦艇10隻が津軽海峡を横断した。

 通過前の14~17日、日本海で合同軍事演習「海上連携2021」を実施した。10月23日、中露海軍艦艇10隻が鹿児島県大隅海峡を同時通過し、日本列島を半周した。12月3日、ワシントン・ポスト紙はアメリカ情報機関の報告書の内容として「ロシアが2022年早々にも最大17万5千人を動員したウクライナ侵攻を計画している」と報じた。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み