第16話 ホモビデオを撮影する!
文字数 3,336文字
![](https://img-novel.daysneo.com/talk_02/thumb_b7a37d6bcaedd04e603074b435e4345a.jpg)
――この回はかなり刺激的な調教シーンがあります。内容はほぼ某ゲイビデオの再現です。直接的な性描写はありませんが、見たくない方は次のページへ進んで下さい。――
BAR Tatsuyaに帰還した俺達は、最後の脱走者ヒデオを収監した。
これで念願のホモビデオ撮影の始まりだぜ。
「いよいよホモビ撮影だな!」
「それで、私達は何をすれば良いんだ?」
「調教は俺とレイさんがやるから、ミカエルとヨウスケは撮影係な」
「あぁ、わかった」
「何だ、この拷問のような仕事は……」
ヨウスケはあまり乗り気じゃないみたいだが、この仕事でがっぽがっぽ稼げるようになれば必ずこっちの世界に入り浸かるはずだぜ。
最初はマヒルのビデオ撮影だ。
BAR Tatsuyaの地下にある牢屋でマヒルの調教を始めるぜ。
レイさんはブーメランパンツとブーツに仮面のみの"アクシード仮面"にメイクアップしてやる気満々だ。
ミカエルとヨウスケは撮影係に回っている。
「まずは
「怖いです……」
「安心しろ。失神するまでで許してやる。な? じゃあレイさんよろしくお願いします!」
「いくよ~!」
レイさんが
叩きつける音が部屋中にひびき渡るも、マヒルは声を上げずこらえている。
「ここの従業員なんだからさぁ、これくらい耐えられるようにしろよな? 分かったか?」
「はい……」
「よし、次は丸刈りショーだ。どんな髪型になるのかな~?」
俺はバリカンと散髪刀を取り出し、「髪なんか必要ねぇんだよ!」と叫びながらマヒルの頭を丸刈りにしていく。
可愛い男の娘だったマヒルはあっという間にハゲてしまった。
「気分はどうだ?」
「頭が寒いです……」
「寒い、そうかぁ~。じゃあ温めてやろうぜ」
ここでレイさんがロウソクを取り出す。
「このロウソクで温めちゃうよ~」
「ほら、頼みごとを言ってみ」
「ご主人様、温めてください」
「そうだよ~ (納得)。じゃあレイさん、お願いします!」
レイさんはロウソクに火をつけ、それをマヒルに近づける。
「ぽっかぽかだ!」
「一気にあったまるぜぇ~、これ」
「アツゥイ!」
ロウソクの火を頭につけられて思わず声を上げるマヒル。
「よーし、これであったまっただろ?」
「ん~、こんなツルッパゲで売れるかなあ……。髪の毛生えるまで牢屋にいろ。分かったか?」
こうしてマヒルの調教とビデオ撮影は無事終わったぜ。
次はポイテーゼのビデオ撮影だ。
BAR Tatsuyaの木が生い茂る裏庭で、木と木の間にポイテーゼの手足をロープで縛ったぜ。
これで準備万端……かと思いきや、こんな時に雨が降ってきたぞオイ!
だが調教師の俺に撮影中止という言葉は無い。雨天決行だ!
「ハナセ! (棒読み)」
怒りの声を上げる上半身裸のポイテーゼを
「逃げんじゃねーよ! 段々気持ち良くなってくるぜ、これが」
ペチペチペチッと叩き続けていると、ポイテーゼの全身が次第に赤くはれていく。
「おぉ良い色に染まってきてんじゃ~ん? ホラ? 全身が~」
ペチペチ……。
「最後の一発くれてやるよオラ!」
最後のペチペチがポイテーゼを襲い、彼は思わず「アァ!」と声を上げた。
「おぉ。じゃあ次行くぞ」
「……」
ポイテーゼは無言で俺をにらみつける。
「なんだその反抗的な目は~? まだ足りないか? これ分かるか、これ?」
俺は大量の洗濯バサミが入った箱をポイテーゼに見せる。
「何すんだよ……」
「お前を芸術品に仕立てや……仕立てあげてやんだよ~」
「ふざけんな!」
「お前を芸術し、ひぃんにしてやっんだよ!」
「ふざけんな……!」
「お前を芸術品にしてやるよ (妥協)」
「フ・ザ・ケ・ン・ナ! ヤ・メ・ロ・バ・カ!」
俺は洗濯バサミを1つずつポイテーゼの全身にくっつけていく。
「アッー! ……くそぉ! テメェ……」
「何震えてんだお前? そんなにキモティンカ?」
「ふざけんなテメェ!」
俺は更に洗濯バサミをつけていく。
「おー良いカッコだぜぇ?」
「ふざけんなテメェ! テメェの奴隷なんか誰がなるか!」
「なるんだよ今日から。そういう風に仕込むんだよ。その為にこれやってんだろ? お前」
「テメェの奴隷なんか誰がなるか!」
「俺の奴隷じゃねぇよ。客の奴隷になるんだよ、客の。いい金になるからな」
俺は更に洗濯バサミをつけていく。今のポイテーゼは全身洗濯バサミまみれだ。
「キモティ=ダロ?
「ぜってーテメェ許さねえ……」
俺は更に洗濯バサミをつけていき、ポイテーゼはもはや口の中も洗濯バサミまみれで喋ることもできない。
「これで百個だぜ! おめでとう! ……何? 許さねぇだと? (時間差) じゃあこれから取ってやるぜ?」
俺は洗濯バサミまみれとなったポイテーゼから洗濯バサミを引っ張る。
「なかなか食いついて離れねぇなー、お前のこと好きみたいだぞ! ほら、お前に群がる男みてえだなー」
こんなことをしているうちに、ようやくポイテーゼの調教とビデオ撮影完了だ。
意外と早く落ちたなぁ……。
次はトームのビデオ撮影だ。
BAR Tatsuyaの地下室の空き部屋を改装したリビングルーム風の部屋で撮影を行うぜ。
デカいソファの上で俺が上半身裸のトームを押し倒し、馬乗りになってキスをする。
「タツヤさん!? 何してんすか? やめてくださいよ本当に!」
「暴れんな! 暴れんなよ……」
「タツヤさん!? ちょっと、まずいですよ!」
「いいだろトーム! な、な、暴れんなって!」
「ちょっ! っと!? な、何してんすか!? ちょっとホントに!?」
「キモティ=ダロ?
俺はハンカチにイヌコロリの粉末をかけ、それを強引にトームの鼻と口に押し付ける。
「う、うもう……」
意外と早く落ちたなぁ……。というかトームだけ落ちるの早すぎィ!
こんなんじゃ商品になんないんだよ(棒読み)。
次はヒデオのビデオ撮影だ。
前回と同じくリビングルーム風の部屋で撮影を行うぜ。今度はレイさんが調教担当だ。
「オーイオラァ!」
レイさんは竹刀でヒデオを数回叩く。
「ねーイタいーもう! イッタいよもう!」
子供のようにわめく上半身裸のヒデオをレイさんは更に叩く。
「痛いんだよおおおおおおおおおおおお!!!! (マジギレ)」
「鞭痛いのは分かってんだよおいオラァ!!!!
レイさんは「
「あー! 痛いっスよもお~……イッタイ……」
今にも泣きそうなヒデオ。その後、レイさんは火のついたロウソクをヒデオの目の前に近づける。
「これなんだこれ? 何だか分からない? これ? 何だか分かるこれ? ロウソク」
「ねー嫌、ヤ、ヤダ!」
嫌がるヒデオに、レイさんはロウソクの火をヒデオに当てる。
「アァっ……アア! ヌア! アツゥイ!!! アー……アツゥイ……あー……あー……ねえアツいヤダ!」
ジャンプしながら悲鳴を上げるヒデオ。
「ロウが少し垂れただけだロウ?」
「アツイアツイ! ねーちょっアッツいねんそれ! アーツイ!」
「ホラ……5、4、3……」
レイさんはカウントダウンが終わる前にロウソクの火をヒデオに当てる。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! 痛い!! やだ、聞く! やだ言うこと聞く! ユウコト! イウコトギグカラヤメテ!! (高速詠唱)」
「聞くっつって聞かないだルルォさっきっから! 言うこと聞かないだろぉ!? 5、4、3、2……」
レイさんはまたしてもカウントダウンが終わる前にロウソクの火をヒデオに当てる。今度は火の勢いも凄いことになってるぜ!
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛も゛う゛や゛だ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
「あー良い色に染まったなぁ」
その後、ヒデオの調教とビデオ撮影が無事完了し、レイさんは満面の笑みを浮かべていた。
こうして俺達は愉快なホモビデオを完成させ、ビデオの販売を開始したのであった。
ビデオはホモ、ノンケ問わず幅広い客層に受け、売り上げもうなぎ登りだぜ。