スランプに陥った小説家の「私」はひょんなことからミュージシャン志望の「彼」と交際を重ねることになる。初めこそ粗暴で皮肉屋な彼に対して嫌悪感を抱く私であったが、音楽に対しては人一倍真摯に向き合い愚直に努力を重ねていた彼の姿に次第に惹かれていき、いつしか彼の夢を応援するようになった。しかし彼には私に対して秘密にしていたことがあった。
　はたして彼の夢は叶うのか。そして私は以前のように文章をかけるようになるのか。

※この小説のタイトルはGLAYの同名の曲にちなんで名付けましたが、本作品の内容と曲の内容は一切関係ありせん。また、作中で出てくる「私」のペンネームである”時野 雫”はGLAYの「時の雫」という曲から取りました。
　なお作者は音楽評論家でなければ作詞作曲やバンド活動などといったものをしたこともしようと思ったこともないため、音楽用語などに誤用がある場合がございます。どうか寛大な御心でご容赦ください。
　また、音楽に対して酷評するシーンもございますが、特定のアーティストを批判する意図はございません。