神は『全てに救い』をお与えになる

作者 佐藤子冬

[社会・思想]

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  「神は『全てに救い』をお与えになる」

 S県M町に住む自分は教会のしがない信徒で無力な介護職でありながら同盟国のしがない末端である。定期的にS市を訪れ、とある少女に自分が収集した情報を報告していた。そんなある日、奇妙な来客が現れた。その人は可愛らしい少女の様な凛々しい少年の様な少年だった。少年から奇妙な十字架を渡されるも少年は去ってしまった。少年との奇妙な出会いを報告した自分は少女から少年と接触する様に命令される。そこから少年との邂逅を経て、同盟国の進めている計画を知っていく。そして、少年を通して「神は『全てに救い』をお与えになる」と言う信条に触れていく。

第二部・荒廃する世界。そこに集うのは不条理の理。オーダー・オブ・オーダーと呼ばれる存在が世界を破壊していく時代。何故その様な時代を迎えたのか? その背後にある信条「人は『全てに滅び』をお与えになる」とはどの様にして生れたのか? 『全てに救い』と『全てに滅び』、世界の運命を賭ける物語が幕を開ける。

登場人物

自分……教会の信徒であり、介護職であり、同時に同盟国の末端でもある。同時に精神的な病も患っており、無気力な人物。少年との出会いで諦めていた人生と信仰に一つの灯火が与えられ、『全てに救い』の信条に触れていくことになる。



少年……風の様に現われ、風の様に去る可愛らしい少女の様な凛々しい少年の様な少年。語り部である『自分』を受け容れ、『全てに救い』の教義を教えることに力を貸す。同時に語り部である『自分』の危機的状況を救ったりもしてくれる不可思議な少年。(アイコンはあくまで参考用イメージ像です。読者様のお好みの姿で物語をお楽しみ下さいませ)





少女……同盟国の関係者らしいが、実体は不明な少女。(アイコンはあくまで参考用イメージ像です。読者様のお好みの姿で物語をお楽しみ下さいませ)





ウォリアー……同盟国の重要人物で『使徒』と呼ばれる存在。重々しい口調が特徴的な牧師の格好を纏った軍人の様な男。実際に軍人でもあり、新しい計画にも携わっている。典型的な戦闘型の『使徒』で実際には星一つ滅ぼせる程の力を保有していると思われる。少年と付き合いは古い。(アイコンはあくまで参考用のイメージ像です。読者様のお好みの姿を思い描いてお楽しみ下さいませ)



 



ジューダリア……ユダとマリアを合わせて取られた名で『イスカリオテ』の中でも別格の存在。祈りを具現化する能力に長けており、『使徒』の番外と呼ばれる。

ジ・オーダー……第二部の語り部。オーダー・オブ・オーダーの中核。自分のことを我々と称する。「人は『全てに滅び』をお与えになる」の信条を創り上げたと言われる。世界の破壊者。

クリストフォロス……第二部の登場人物。『使徒』である。ジ・オーダーにとって先が読めない人物と考えられている。恩恵能力『絶対結界』(アイコンはあくまで参考用イメージ像です。読者様のお好みの姿で物語をお楽しみ下さいませ)

ソロモン……第二部の登場人物。『使徒』の一人。恩恵能力『ソロモン・システム』但し、精確には恩恵能力ではない。より厳密に言えば彼女の家系が築き上げた。『ソロモン・システム』については第一部参照。( アイコンはあくまで参考用イメージ像です。読者様のお好みの姿で物語をお楽しみ下さいませ)

ジョシュア・エイブラハム・ノートン……現代の最古の『使徒』の一人。恩恵能力は不明。判ることは通信系の能力。古典的な通信手段のみならず現代の科学水準を以てしても理解出来ない通信手段を使用している様子。(アイコンはあくまで参考用イメージ像です。読者様のお好みの姿で物語をお楽しみ下さいませ)

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小説情報

神は『全てに救い』をお与えになる

佐藤子冬  satou-sitou1

執筆状況
完結
エピソード
12話
種類
一般小説
ジャンル
社会・思想
タグ
全てに救い, キリスト教, 現代ファンタジー, 啓示文学, 不快表現注意, パラドックス問題, 全ての平和
総文字数
159,223文字
公開日
2017年11月06日 23:11
最終更新日
2022年08月01日 21:28
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