初恋の分際

作者 もち

[ホラー]

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 竹越香澄は、中学入学を目前に控えた春休み、突然奇妙な病にかかる。

 首を一周するように現れた、皮膚がガラス化する疾患。そのあまりにも目立つ首元は、その小さな村に古くから伝わる「首を切られた祟り神伝承」を人々の間に蘇らせ、彼女は《祟り神》として完全に遠巻きにされる存在となっていた。

 そんな彼女の前にある日、高畑湊という少年が現れる。
 転校生の彼は《祟り神》の彼女に興味を抱き、香澄は、ひとりぼっちの自分へいたわりの言葉をかけてくれた湊に淡い恋心を抱いた。それは初恋だった。

 一年後。親しくなった香澄と湊は、屋台の駄菓子屋で、香澄の母が生前持っていたのと同じ鈴を手に入れる。
 駄菓子屋の店主は「その鈴が鳴るとき、ひとつだけ願いが叶う」とふたりに告げる。
 それを聞き、湊が鈴を香澄に渡して提案をした。

「願いはそもそも叶うもの」という絶対的な自信を持つ湊と、そんな自信はまったくないが「願いの叶う鈴」を持った香澄とで、どちらの願いが先に叶うか、勝負をしようと。

 しかし、その鈴が実際に叶えた願いとはーー。



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小説情報

初恋の分際

もち  ankotsubaki

執筆状況
連載中
エピソード
13話
種類
一般小説
ジャンル
ホラー
タグ
ホラー, サイコ, 恋愛, 学園, 中学生, バトル, 怪談, デスゲーム, 純文学, 祟り神
総文字数
14,948文字
公開日
2019年04月08日 09:32
最終更新日
2019年04月29日 12:05
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