第138話 「国民の声に応える政策討論会」

文字数 573文字

 自民党の総裁選の一環として、「国民の声に応える政策討論会」なるものが催されている。先日の9月17日にアップした拙稿第130話で、「国民の声」を聞くことを始めなければと書いた。驚くことに、今回の総裁選でその試みが23日から4日間オンラインで行われている。
 昨日のテーマに外交・安全保障があったので、ユーチューブを見てみた。こんなことは初めてのことで、試み程度のことだけれど無作為に選ばれた人が、毎日100人質問者に立つという。海外に住む日本人や若者も多く参加していた。時間も限られた中で、質問者は適確な質問をぶつけていた。このようなことを試みようとする自民党に少し懐の深さを感じた。その模様の印象を少し書いてみる。
 回答者たる四人の候補の印象は、河野、岸田の両氏に比べて、高市、野田の女性陣のほうがはっきりとものを言っているという感じを受けた。意外だったのは、河野氏に彼のイメージに反して歯切れの悪さを感じたこと、岸田氏には言葉の発信力の無さを感じたことだ。逆に、高市さんの印象は予想外にいいもので、案外と安部さんの後釜にすわるかもしれない予感。
 ただ残念なことに、この模様をあまりメディアは積極的に伝えていない。ユーチューブは報道メディアにとっては競争相手になるのだろうか。報道メディアの偏りが世間から見放されることの一番の原因だと思うのだが。



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