(三)‐4

文字数 228文字

 椿が「是非もなし」と言うと、椿の手がみるみるうちに太くなり長くヘビのような緑色に変色しながら少しずつ伸びていった。同じように足も変化し、さらに頭部は中央から裂け、両方とも腕と同じように太いヘビのような触手のようなものに変化した。着ていた制服は破け、さらに胸の下に横に裂け目が現れ、上下に裂けて中から目玉が現れた。
 椿の変化に続き、両隣にいた歌子とクロエも同じく変化した。歌子の体は椿よりもやや色が濃かったが、クロエの方は髪の色と同じく金色だった。

(続く)
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