第9話 ここはどこか?
文字数 496文字
そんなこと、知らなくても生きて行けるよ。
ここがどこだろうと、かまわない。
それがホントの 生きる、ってことかも。
いや、生きて「来た」も「行く」も、ないかもしれない。
あるのは、やっぱり「今」だけで。
それだけで、足りなさを感じる、われわれ「健常者」が
ホントは、間違っているのかもしれない。
今、生かされているだけで十分なのに
先のことを心配したり、過去のことを後悔したり
どうにもならないことを
どうにかしようと、あがいているのかもしれない。
どうもしなくて、
「今、足りていることを知る」だけでいいのに。
足りない、足りない
そう嘆いて、不安になって、自殺までしそうになって
ホントは、足りていることに
気づいていないだけなのかもしれない。
足元を見よう、足を見よう、足の裏を見よう
動けない足だって、見ることはできる
ここにある、ここにある
心にだって、足がある、目がある
ニンゲンの進化の過程で失われた
太古の記憶が、触覚が、尻尾が
もう十分、進化したし
あとは ゆっくり、今までの忘れた記憶を
夢の中でまどろんで
焦らず、あわてることなく
今だけを 楽しむのがいいのかもしれない
ここがどこだろうと、かまわない。
それがホントの 生きる、ってことかも。
いや、生きて「来た」も「行く」も、ないかもしれない。
あるのは、やっぱり「今」だけで。
それだけで、足りなさを感じる、われわれ「健常者」が
ホントは、間違っているのかもしれない。
今、生かされているだけで十分なのに
先のことを心配したり、過去のことを後悔したり
どうにもならないことを
どうにかしようと、あがいているのかもしれない。
どうもしなくて、
「今、足りていることを知る」だけでいいのに。
足りない、足りない
そう嘆いて、不安になって、自殺までしそうになって
ホントは、足りていることに
気づいていないだけなのかもしれない。
足元を見よう、足を見よう、足の裏を見よう
動けない足だって、見ることはできる
ここにある、ここにある
心にだって、足がある、目がある
ニンゲンの進化の過程で失われた
太古の記憶が、触覚が、尻尾が
もう十分、進化したし
あとは ゆっくり、今までの忘れた記憶を
夢の中でまどろんで
焦らず、あわてることなく
今だけを 楽しむのがいいのかもしれない