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文字数 212文字


太陽が去った西の空に
ほんの少しだけ置いてきぼりされた
紅い空がさよならを告げた
波音に誘われ月明かりの下
海岸線に沿って足跡を残す
ああなんだか自分だけの世界が
無限に広がっていく様
可能な限り何もない世界で
ほんのひととき1人になりたかったから
なんだか夢の世界のようで
なんだか特別な感じがして
できるだけゆっくり前に進んだ
遠くの世界の誰かの昼が
もうすぐ終わって
この街に明るさがやってくる
後少しだけこのままここにいよう
今日は月だけが私の友達
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