一文小説集「動物園」等三篇

文字数 128文字

「動物園」

 月にある動物園には兎がいない。

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「詩人」

 その売れない詩人は、自費出版した詩集を、毎日十五分間だけ、図書館の棚にこっそり置くことを趣味にしている。

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「興味」

 においに興味があって、その少年は煙草屋に放火した。
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