一文小説集「サイン」等三篇

文字数 186文字

「サイン」

 街を歩いていたら、心臓が剥き出しの人に、心臓にサインして欲しいと言われ、サインをしようとするが、力加減が難しい。

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「爪」

 お母さんに会いたくなると爪を噛む癖のある死刑囚が、独房で、ボロボロになった自身の爪を見つめている。

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「アップデート」

 こないだスマホがアップデートして、死んだ人からの着信を自動的に切る機能が追加された。
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