一文小説集「書道家」等三篇

文字数 145文字

「書道家」

 その書道家は遺書を書く時、全ての文字の書き順をあえて間違えて書いたそうだ。

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「来世」

 来世はナメクジに生まれ変わりたいと、そのカタツムリは考えている。

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「うどん」

 うちの学校の学食の券売機の「うどん」のボタンは、いつもあの子の涙で濡れている。
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