一文小説集「共用」等三篇

文字数 159文字

「共用」

 市民公園の木に吊されている市民共用の首吊り縄は、誰も使わないため、子どもたちがボールを投げて輪に通す遊びをしている。

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「両用」

 次に生まれてくる子どものために、少し高いけど、善悪両用の魂を買う。

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「プレゼント」

 誕生日に幼い妹から、可愛い絆創膏とナイフをセットで贈られた。
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