一文小説集「謝罪」等三篇

文字数 136文字

「謝罪」

 お前が生まれる時に、一番値段が安かった脳味噌を選んだんだよ、と母親に、刑務所の面会室で謝罪される。

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「顕微鏡」

 神様が顕微鏡を覗き、ピンセット片手に、天国の様子を観察している。

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「響く」

 妊婦のお腹の中に迷子のお知らせが響く。
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