一文小説集「豆腐/鼻/飼う」

文字数 132文字

 ロケットに乗せられ宇宙へ飛び立った木綿豆腐は、百年後、絹ごし豆腐になって地球に戻ってきた。

***

 鼻が痛いので鏡を見たら、小さな宇宙飛行士が私の鼻毛を抜こうとしていた。

***

 兄弟で話し合って、こっちのカブトムシは僕が飼うことになったので、目印に脚を一本もいだ。
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