一文小説集「温度/禁煙/募金箱」

文字数 132文字

 女将に教えてもらった通り、露天風呂の底に沈んでいる頭蓋骨を足で撫でたら、湯の温度が上がった。

***

 生前俺に禁煙を勧めていた娘が、幽霊になった後は俺に喫煙を勧めてくる。

***

 コンビニのレジに置かれている募金箱に、お爺さんが女性のヌード写真を入れようとしている。
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