一文小説集「唇/念仏/野良猫」

文字数 124文字

 全身に口紅のキスマークがべたべたついている見ず知らずのおじさんに、夜道で、唇の大きさを測られた。

***

 夜道で立ち小便をしていたら、いつの間にか僧侶の一団に囲まれて、念仏を唱えられている。

***

 雪の夜道に、雪だるまが野良猫を食う音が響いている。
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