第3話 2020.11.3 夫と話さない一日

文字数 630文字

夫が「めんどくさい」しか言わなくなった。
話しかけると違う部屋へ行ってしまう。

仕方なく一人で図書館に行く。
2冊返却し、1冊受け取る。
そのままスタバでその本を読む。
アーユルヴェーダの本だ。
この前読んだものよりずっと初心者向けでずっとわかりやすい。
とりあえず塩は岩塩がいいらしい。
もうひとつ一押しされているギーという油の存在は知っていたが食べたことがなく買うのに躊躇している。
間違いなくクセはあるだろうからどこかで試してから買いたい。
どこかで食べられないかな。

ピコンとスマホが光って通知を知らせる。
今日家事代行に来て欲しいという依頼のメッセージだった。
諸々確認し承諾する。
家に帰っても夫は喋ってくれないし空気は重い。
こういう時仕事というのは便利だなあ。
しかも当日依頼のため通常より料金がたくさんもらえる。
ちょっと遠かったが冒険気分で出かける。
しかし使っているマッチングサイトのバグで先方の住所が当初の情報と違い間に合わないというハプニング。
先方がいい人でよかった。
メッセージも実際の人柄もめちゃくちゃ素敵だった。
こうやって新しく人と出会うのが好きだなあ。
普段引きこもりなのにこのコミュニケーション能力はなんなんだろう。

夜11時頃に帰ってもまだ家の空気は少し重かった。
缶チューハイを1本飲んでお風呂に入って寝る。
今日食べたのはお昼にサクッと食べたサッポロ一番旨辛ラーメンだけだけど全くお腹が空かない。
一食しか食べないならもっと体に良さそうなもの食べておけばよかったな。
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