第18話 2020.11.18 2回目の不妊クリニック

文字数 1,027文字

お昼前にクリニックの予約を入れていたので起きてから慌てて支度する。
夫に専用のカップに精子を入れてもらって持っていくのだが、中身を見せたくないのか私がシャワーを浴びている間に採取してカップをアルミホイルで包んでしまっていた。
遮光のためにやるように説明書に書いてあったので守ったらしい。
えらい。
見たかったけど。

一緒に家を出て、私は駅へ夫は自転車で区役所へ仕事関係の手続きをしに行った。
途中メルカリの荷物を駅の宅配便ロッカーから発送しようとしたらロッカーがいっぱいで出来なかったので仕方なく荷物を持ったまま電車に乗る。
クリニックは微妙な場所にあるので駅から15分歩いている。
今日は暖かくてパーカーを着ていたら暑く、すれ違うサラリーマンの人も暑そうに上着を脱いでいた。
クリニックに前回来たときは患者さんが一人もいなかったのにこの日は何組か待っていた。
この人たちはみんななんらかの検査や治療をしているんだと思うと不思議な気分だ。
みんなに赤ちゃんができるといいなと思う。
早めに着いたのでしばらく待つだろうと思いゲームをしていたら意外と早く呼ばれて驚いた。
前回の検査の結果を言われる。
クラミジアが見つかったので、これを直さないと卵管造影検査に進めないと言われる。
私と夫ふたりとも1ヶ月くらいかけて治してから再スタートだと言う。
全く自覚症状がなかったので驚く。
検査してみないとわからないものだなあ。
子宮筋腫の経過観察もサボっていたので超音波検査で内診してもらうと、なんと筋腫はなくなっていた。びっくり。
そして夫の精子の結果もばっちり。
ということでクラミジアによって卵管が通ってない可能性が高いのかなーと思う。
帰ってお仕事を頑張っている夫に焼うどんを作り、一緒に食べながら夫の精子を褒める。

夫が仕事しているのを見ながら野菜を切って冷凍しておくために大量に刻む。
またサクナヒメをやる。
レベルアップするには稲作をするしかないので、とにかく稲を最優先だ。
秋は忙しい。
冬はやることがないのでちょっと休めると思ったら肥料は切らせないしすぐに田おこしの時期になる。
いい米を作ろうと思うと基礎が肝心なので手は抜けない。
何気に毎回の夕餉も献立をこだわっている。
最初はすごくひもじかったが最近は食べるものがたくさんあって子供達にたくさん食べさせてあげられて嬉しい。
なんか家にいる間は何をしてても食事のことを考えているような気がしてきた。
私は自分のご飯よりも人に食べさせるご飯ばかり気になる。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み