第5話 2020.11.5 賞味期限切れの牛乳はクリームシチューに

文字数 921文字

二日酔いと寒さでベッドから出れずにいたら夫が来て隣で仕事をし始めた。
私は夫の肌触りがかなり好きなので触りながら二度寝する。
しかし夫は寝ながらだとやりづらいようでベッドから出て机で仕事し始めた。
最近購入した新しいプリンターで今日の資料を印刷している。
相手に合わせてまだまだ紙の資料というのは必要らしい。
プリンターは使われて嬉しそうだ。
もともとは私の事務の仕事用に欲しいと言っていたのだが最近その仕事はぱったりない。
仕方ないことなのだが少し申し訳なく思っていたので使ってくれていてよかった。

前日に今日のミーティングにはジャケットを着てくるように言われて夫は昨日からぷんぷんしている。
普段は髭、パーカー、半パン、ビーサンの夫なのだ。
付き合ってから一度も着ていないジャケットに体をねじ込んでいた。
インナーにネルシャツを着ようとしていたので止めて黒い無地のTシャツを渡す。
嫁としてネルシャツにジャケットの組み合わせは許せない。
見た目を気にしない夫だが強いこだわりもそんなにないので素直に意見を聞いてもらえて嬉しい。
私は大学3、4年の時にアパレル販売員をしていてそこそこセンスはある方だと思う。

夫が出かけてから一人で缶チューハイを飲みながら焼きそばを作る。
野菜たっぷりなのもいいが、水分少なめのパサパサ焼きそばも好きなので今回は冷凍のシーフードミックスだけ入れる。
水は足さない。
出来上がったものを食べたら味が濃かった。
もう少し具がないとちょうどよくならないのか。
アルコールがなくなってしまったので明るいうちにスーパーに買い物に行く。
が、途中でめんどくさくなってドラッグストアに入る。
色々な洗剤がなくなりかけていたのでそれらと缶ビールや食パン、アイスを買う。
重いが自転車で来ているのでなんとか大丈夫だ。
私はいつも重いものばかり買っている気がする。
帰ってビールを飲みながらクリームシチューを作る。
牛乳が気づいたら賞味期限を過ぎていて、賞味期限が切れた牛乳を夫は絶対に飲まない。
しかし火を通すとがOK というルールがあるらしく大体シチューになる。
最近寒いのでシチューが美味しい。

眠くなって寝てしまっていたら夜12時前に夫が帰って来た。
シチューを少し食べて寝る。
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