exist11

文字数 1,021文字

前にもお話ししましたが、私はある人達から強く反発されていました。
体の病気だけではなく、心も耐えられなくなってしまった時期がありました。
精神科にも通い、仕事をしばらく休んでしまったのです。
仕事を休むということは私にとってとても大きな決断でした。
周りの人たちにどう思われるのか、もう私は必要とされないのではないか、マイナスの思考
ばかり浮かんでしまうのです。
それでも私は心を休ませる事を選びました。
その時、子供からの一言で思っている事や感じた事を文字にすることに出会いました。
それが今に繋がっています。
単純に吐き出す事にもなるし、そこから前を向くきっかけも生まれる事を知りました。
今も心の声として自分へのメッセージを書き続けています。
もちろん当時は苦しかったです。
でも、思いや心の中にある葛藤を言葉にする事で苦しい自分やダメな自分を受け入れ、
そんな自分を認める事が出来た気がします。
まずは認めて受け入れるって大事な事なんです。
それは自分だけではなく、全ての人にも言える事のように思えます。
そうする事でその人の良いところにも気付きやすくなったと感じています。
もちろん、それでも腹の立つ事や、どうしても合わない人はいるものですが、それは
人なんだから当たり前と思う事が出来るようになりました。
自分を認めて、受け入れる事で私の心は少し軽くなりました。
どんな方法やきっかけで変われるのかは人それぞれだけど、きっと私のような出会いは誰にでも
訪れると思っています。
ただ、そこで一歩を踏み出す少しの勇気、とりあえずやってみるって事なんだと思います。
そこから目の前にある景色は変わっていくんです。

今私は気になった事はとりあえずやってみる事にしています。
こうやって文字を書く事、イラストを書く事、タイダイ染め、洋服のリメイク、ぬいぐるみ作り
などなど…与えられた時間を楽しく過ごしています。
ま、興味があるだけで上手い下手はさておき、何かに没頭し自分の時間を過ごす事は新しい
発見や心にゆとりを与えてくれています。

苦しい事も辛い時間も何ひとつとして無駄な時間はありません。
きっと必要だったからこそ与えられた時間。私はそう思っています。
今目の前に見える景色に辿り着き、まだ見ぬこの先にある景色を見たいとも思っています。
与えられた時間は無限ではなく限りがある。
だからこそ楽しんだもん勝ちなんだと思うのです。
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