exist9

文字数 1,045文字

2人での生活は大変でした。もちろん色々ありました。
生活の為もありましたが、新しい仕事にも出会える事が出来ました。
今でもその仕事を続けています。
何故その仕事を選んだのか、その仕事を何故したいと思ったのか。
その時の気持ちも、思いも変わらず続いています。
色々な意味で新たな一歩を踏み出せたのだと思っています。

仕事柄子供には苦労も寂しい思いもさせてしまっていたのだと思います。
反抗期を迎えた頃にはぶつかり合う事もありました。
2人ですから、一対一ですから、ぶつかり合うしかないんです。
お互いどうすればいいのか、どう伝えればいいのか悩みながら時間を過ごしていたと
思います。
でも、不思議と嫌な思い出にはなっていないのです。
もちろん大変でした。
根くらべですね。なかなかどっちも折れなくて、気がついたら普通になってました。
とても大切で必要な時間だったと思っています。

反抗期も終わり、職場も変える決心をして今の職場を選びました。
家から近い所でいちからスタート出来る場所をと考え決めました。
オープニングスタッフ。
みんなで作りあげる楽しさも、難しさも色々学びました。
本当に個性の強い、色々な人達が集まっていました。
人間ですから合う合わない、好きも嫌いもあります。
そんな中で大人だから、社会人だからなんて思って仕事をする事が自分を苦しめる事も
ありました。
それと、私はこだわりが強すぎるのでしょうか。
どうしても攻撃対象になってしまうみたいで、いちからスタートするという思いで選んだ
この場所でもやっぱり辛い思いをする事になりました。
それでも私は自分の思いや信念ってものを変えられる訳もなく、でも、戦うほどの強さもなく
攻撃に耐える毎日でした。
もちろん、私の思いに共感してくれる人も、支えてくれる人もたくさんいました。
だからこそ私は今でもその場所で働き続けています。

そんな中、ある人がライブに誘ってくれるって事があったんです。
それが私の“今”に繋がるきっかけになりました。
私の心の中にある何かに触れ、揺さぶり、心の蓋みたいなものを開けてくれました。
あの時ライブに誘ってくれたから、あの場所に連れて行ってくれたから、あの人に出会わせて
くれたから今の私があると言ってもいいくらいの出来事になりました。
出会いって凄いですね。
辛い思いもしました、今もしています。
でも、出会いの全てに感謝しています。
そう思えるようになった私で今日も生きています。


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