■憧れと羨望。

文字数 305文字

 憧れを追い求めていた時期が、僕にもあった。
 あんな風になれたら、などと考えているときには、既に遅れをとっていたことに気づいた。

 できること、できないこと。
 そうやって振り分けていくしかなかった。

 ようやく、追いつけないことに気がついた。

 その矛盾を消すには、どうしても何かを捨てなければならなかった。
 なのに君は、それを今更、捨てるな、だなんて。

 そんなことを言われては絆されそうになる。
 積み上げた揺るぎない信念でさえ、崩れてしまう。

 あぁ、本当にどうしてくれようか。



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■Twitter→@SRmafufu
■制作→2018/01/31
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