(二)-17

文字数 206文字

 そして私も彼の甘言に乗る日がやってきたのだった。細かいことは省くが、署に配属された半年経った時に食事に誘われてそのままホテルに行った。
 私はそういう経験はあまりなかったので素直に嬉しかったし、彼も優しかった。女性の扱いがとても上手だった。ただそれは、慣れているということもあったのだろう。
 一度は許したが、その後は断るつもりでいた。しかしその後すぐに彼は転属となり、結局二度目以降の機会は訪れなかった。

(続く)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み