(二)-17
文字数 206文字
そして私も彼の甘言に乗る日がやってきたのだった。細かいことは省くが、署に配属された半年経った時に食事に誘われてそのままホテルに行った。
私はそういう経験はあまりなかったので素直に嬉しかったし、彼も優しかった。女性の扱いがとても上手だった。ただそれは、慣れているということもあったのだろう。
一度は許したが、その後は断るつもりでいた。しかしその後すぐに彼は転属となり、結局二度目以降の機会は訪れなかった。
(続く)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)