(二)
文字数 231文字
半年後、私たち三人は「ヨコハマベイマリーナ・リゾートホテル汽車道」の宴会場にいた。
ここは、桜木町駅から歩いて、運河を渡りすぐのところにある三つ星の外資系ホテルだ。客室数は二三〇室あるだけでなく、大きな宴会場やチャペルもあり、結婚披露宴や業界団体の会合、政治資金パーティーなども頻繁に開かれていた。
その宴会場で、結婚披露宴が開かれており、私はそれに参加していた。
新郎は原当麻というイケメンだった。彼は私たちが入職し初めて配属されたときの上司だった。
(続く)
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