(二)-7
文字数 229文字
親友のみなみも「真紀は無事?」と駆けつけた。
橋本さんがスッと部屋に入ってきて、部屋で倒れているスタイリストさんを抱きかかえて頬を叩いた。幸い倒れていたスタイリストさんは意識を取り戻した。
「頭を打って脳しんとうを起こしたんだろう」
そういうと橋本さんは、彼女をおぶって部屋を出て行った。
開けっぱなしになっている新婦の控え室の中を覗き込み、古淵警部は「こちらは無事か」と尋ねてきた。
真紀は「こちらは無事です。一人スタッフさんが軽症です」と答えた。
(続く)
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