『ジェミニマン』 若者VSオッサン【70点】

文字数 906文字

【あらすじ】




 ウィル・スミスが現在の自分と若い自分の2役を演じ、「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」の名匠アン・リーがメガホンをとった近未来アクション。


 史上最強とうたわれるスナイパーのヘンリーは政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃される。


 自分の動きをすべて把握し、神出鬼没な謎の襲撃者の正体は、秘密裏に作られた若い頃のヘンリーのクローンだった。その衝撃の事実を知ったヘンリーは、アメリカ国防情報局の捜査官ダニーの協力を得ながら、政府を巻き込む巨大な陰謀の渦中へと身を投じていく。


 主演のスミスは現在のヘンリーのほか、クローンである若いヘンリーも演じ、クローンのヘンリーは最新のデジタル技術によってスミスの外見を若返らせている。


 ダニー役はメアリー・エリザベス・ウィンスレット。製作に「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマー。




【因幡さんの映画語り】




 ウィル・スミスといえばアクション俳優のイメージしか私にはなく、今回もイメージどおりのアクションを見せてくれた。


 ネタバレはすでにしているので、アクションシーンを楽しみたい人にはもってこいだろう。


 120コマ/秒というハイフレームレートで撮影したようだが、評価は微妙だったようだ。


 


 凄腕のスナイパー、ヘンリーは、人を殺すことに良心が痛み出し、引退を考えていた。


 友人に呼び出され、最後に殺した人物は、テロリストではなく、生物学者だと教えられる。


 夜、政府関係者の部隊に襲われ、自分が狙われていることを知る。


 ヘンリーは自分を監視していたダニーと逃亡するが、自分を超える身体能力を持った暗殺者が攻撃を開始し始める・・・。


 


 この映画ははっきりいって赤字を出している。


 脚本が微妙、アクションがゲームみたいなど、20年あたためたシナリオらしいので古さが目立つ。


 しかし、私はアクションで興奮した。


 身体能力で押し切る若者と、知恵と経験で乗り切るオッサンの駆け引きは楽しい。


「お前は俺のようにはなるな」


 年取った自分が、若い自分に言う台詞はいつも心に突き刺さる。




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