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文字数 371文字
澄み切った朝の空の向こうには
いつでも新しいことが待っていて
知らないことがたくさん詰まってる
願い事もやりたいことも
丸っと全部リュックに詰めて
子どもの頃のように
何も考えずにあの全部を
手に入れに行こうじゃないか
もう遅いよとかそんな言葉
もしかして信じてるの
まだそんなことやってるのって
やっかみの言葉に尻込みしてるの
ガタはきてるけどさ
まだ色々考えることもできるし
覚えてることもあるし
ほらこの手もこの足も
思った以上にはよく動く
それなら誰にも遠慮はいらない
空高く舞い上がることも
あの深い海の底にさえも
いけない場所なんでないし
やらないこともないんだって
みんなに見せびらかそうよ
とりあえず迷ってるなら
僕はみんなと先に行くから
ゆっくり考えて後からおいでよ
「これから」は残り物じゃない
これからはこれからで
僕たちはまだまだなんでもできる
今もまだ心の中は少年がいるから