第10話 万霊供養塔の教えるもの

文字数 649文字

 日本の少し大きなお寺に行くと、万霊供養塔というものがある。
葬式セレモニー仏教と化した日本の寺には、私はあまりいい印象はないが、この万霊供養塔には感心している。

 万物の霊長たる人間は、それ以下の動物達に対して圧倒的なアドバンテージとプライオリティーを有している。であるので、家畜と言われる豚、鳥、牛を飼育し、これをこき遣い、あげくの果てに食べてしまう。

 これらの動物を憐れに想い、これを供養する精神が中世以来あったのだろう。

 昨今のコロナ禍では、世界中の人々が苦しみ亡くなった。
ワクチンができても、ウィルスが変異してコンピュータウイルスのような様相を呈している。

 完全に流れは、ウイルス側にある。
 これを天意と見れば、どう読み解いたらいいのだろうか。

 SARSといい、MARSといい、またO157といい、また昨今のコロナ禍といい、皆中国由来、動物由来なのである。

 善人もいれば悪人もいるのが世の常ならば、どこか人は傲慢になり動物達をレイプしていないだろうか。

 果たして、動物達を檻に入れ、動物達を指差して笑い、慰めものにすることが正しいのだろうか。今回のコロナ禍で、真っ先に経営難に陥っているのは、動物園である。

 動物達を檻から出し、首輪を外してやり、人間達がペットの概念を捨てれば、天意が動き、このコロナ騒動も収まるのではないか。

 近い将来、「パンダのお○んこから派生した邪悪ウイルスが…」、「座敷犬のチワワの○ンポコから派生した凶悪ウイルスが…」などのニュースが流れた時、人は目覚めるのだろう。
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